喜明山慈円寺は、出雲のお寺です。
皆さんにとってお寺とはどんな存在でしょうか。
大切な人が亡くなった時の葬儀や法要は別として、普段は先祖から引き継いだ菩提寺があったとしても、お参りのために足を運ぶことなどはめったにないのが一般的ではないでしょうか。
「寺子屋」という呼び名が残るほど、かつてはお寺が地域の中心であり、学問の中心でした。 地域の人たちが事あるごとにお参りをしてお説教をきいたりお経をあげたりして「有難い、有難い」と涙を流していた風景は遠い昔のこととなりました。
檀信徒とお寺の距離がすっかり遠くなってしまいました。文明の進歩とともに価値観が多様化したこともあるでしょう。特に地方では過疎化、高齢化の影響が大きいでしょう。ただ、ひるがえってお寺自身が壇信徒が抱えておられる悩みや痛みに寄り添い頼りにされるような努力をしてきたかと思うと忸怩たる気持ちです。
当山は神話と仏教の郷、出雲の中心に広がる簸川平野の一角にあり、由緒をたどると三百数十年になります。しかし、ご多分にもれず問題山積です。
「葬式仏教」「門信徒依存」など世間のお寺批判には厳しいものがあります。
その批判を真摯に受けとめながら若い住職と檀家が一体となって再出発しようと、このホームページをスタートさせることにしました。
平成27年4月
喜明山慈円寺 住職 錦織 正文
慈円寺護持会(慈円寺花園会)



